以前描いた「真ゲッターアーク」を仕上げた時から「何か違うなぁ」と思っていた所を色々突き詰
めて描き直す事にしました。
前回の反省やその後に気付いた事を加えて改めての完成です。

以下デザインする際の考察(?)内容を
 1アークについて
アークの存在意義:前回も書きました(重要なことなのでもう一度書きます)が、アークは「早乙女
博士の遺産」・「神の戦士」と表現されていますが、未来世界のゲッター軍団には及ばな
いという表現がされています。
ゲッターロボサーガを完結させる重要な存在でエンペラーとも繋がりがある発言や、アークという
名前(仏教での宇宙の中心、宇宙そのもの)を冠しているのに立ち居地がわからないので(くどいよ
うですが決して石川先生を非難しているわけではありません)、第一部の最後からど
うなるのか色々思考した結果「ドラゴンやエンペラーのようにアークも進化するのでは?」と思い
勝手に捏造してみました。
名付けて、「ゲッターアーク完全体」です。毎度捻りがなくてすいません。
 2アークの特徴
具体的なゲッターロボの進化:石川先生のインタビューで「ゲッターは人に近づいている、だから
真ゲッターには目がある。」とあります。仮説の連続となりますが、アークの特徴の口、これが目
の次に人に近づいた部分ならば、その使用用途は何なのか?
攻撃も答えの一つですが、人(生物)に近づくならその目的はおそらく「食」だとと思います。
無機物が有機物のように自身の存続の為に食する。それは有機物(生命)と無機物(非生命)の境が曖
昧になるほどの進化であり、ゲッター線の吸収(食)によりさらなる進化を促す。
 3アークの進化
当然の疑問としてその「次」は?:「次」と簡単に書きましたがゲッターエンペラーが「ゲッター
ロボ」の究極進化形態である以上ゲッターアークはそれ以上の存在か別次元(ゲッターロボ以外)の
存在に進化する必要が出てきます。となると「人」が妥当な線ではないかと思いましたが、仏教の
アーク(如来)の名を冠するならば「無機物から生物(人)、さらに仏(悟り)へ」という図式が自然な
流れではないか思うようになり、一つの答えとしてアーク=仏となりました。
 4アークの役割
口に始まり口に終わるわけではありませんが、仏となったら「食事」の必要がなくなるので飾りで
ないのなら別の用途が求められます。「食事」以外の用途となると「会話」だと思われます。根拠
は人類の進化に「会話」という要素が大きくかかわっているからです。つまり「食事」と「会話」
に用いていた口が「会話」主体に進化することで人々に真理を伝えるのではないか、そして、それ
こそがアークの役割ではないかと短絡ながら自身の結論として行き着きました。
 5アークのこれから
ではどのように伝える?と考えていたら勝手に第二部の流れが出来ていました。
以下、捏造第二部の流れ(多少の矛盾は有りますが)

バグと真ドラゴンの戦いは真ドラゴンの圧倒的勝利で決着。しかし、現代の百鬼の残党がバグの残
骸を回収する。バグをゲッターと戦わせ(認識させる)改良を加え、気の遠くなる程の時間をかけて
エンペラーに対抗する力を持ったアンチ・ゲッターとして完成させることが目的だと知らされるカ
ムイ。

カムイを残しバグを完成させるために地球を離れる百鬼残党。残されたカムイの前に父ゴールの魂
が現れ「早乙女研究所へ向かえ」と告げられる。
一方、バグに勝利した真ドラゴンは更なる進化を開始。溢れる高濃度ゲッター線は生物全てにとっ
て害となり地球のゲッター汚染が始まる。地球が死の星となる前に地球からの脱出計画が始まる。

かつての早乙女博士のように研究に没頭し、おかしくなる隼人はゲッター解明のために研究所を占
拠。研究所は高濃度ゲッター線の影響で普通の人間では近づけなず、耐性のある拓馬・獏が隼人の
身柄拘束のために、隼人を止めようとするカムイがそれぞれ研究所に進入。

研究所ではアークがゲッター線を吸収し進化を始める。隼人殺害とアークを破壊しに流国の軍勢が
現れる。ゲッターチームの危機に真ドラゴンとアークが共鳴、アークの放つゲッターエネルギーに
飲み込まれるゲッターチーム、隼人と流国を取り込んだ真ドラゴンを残しアークとゲッターチーム
が宇宙から消え去る。そして地球がゲッター線で覆われ生き残った人類は宇宙に進出。
武蔵の回想どおり人類と流国の遭遇、エンペラーと人類の出会い。ゲッター軍団編成へ。

孔明を倒したゲッター軍団の前に完成したバグが現れ、ゲッター軍団と対峙する。完全なアンチ・
ゲッター(進化・生物の否定)となったバグは敵味方関係なく生物全てを滅ぼそうとする。
エンペラーとバグの戦いで流国・ゲッター軍団共に壊滅。
互いに戦いながら進化を続けるエンペラー(宇宙へ広がる力)とバグ(宇宙を閉じる力)により宇宙が
崩壊を始める。

宇宙とは違う空間で長い年月をかけて完全体となったアークと真理にたどり着いたゲッターチーム
がエンペラーとバグの戦いの場に現れる。バグを制止し真理を語り、さらなる進化(新しい宇宙の
創造)へ向かい物語の完結?

以上のような事を考えながら描き始め、気がついたら完成していました。